エコバックスのディーボット・シリーズ5種を徹底比較!スペック・機能の比較とおすすめ機種を紹介

2022-09-28

「ロボット掃除機を導入したいけど、コストはできるだけ抑えたい」


そういう人におすすめなのが、「ECOVACS(エコバックス)」の「DEEBOT(ディーボット)」シリーズです。価格が安く、高性能なことで知られる同シリーズは埃の吸引だけでなく、水拭きもこなすなど、便利な機能が備わっています。


また、ラインナップが豊富なのも特長です。ライフスタイルに合った機能を備えたロボット掃除機を、財布と相談しながら選ぶことができます。ただ「選択肢が多すぎると、どれを選ぶべきなのか」と途方に暮れてしまう人も多いでしょう。そこで今回は、エコバックスのディーボット・シリーズから5機種をピックアップして比較。それぞれの特長や選び方をわかりやすく解説します。


<目次>

エコバックスとは

  • ロボット掃除機「ディーボット・シリーズ」の特長

ロボット掃除機「ディーボット・シリーズ」5種を徹底比較

  • 「DEEBOT OZMO 920」は高コスパモデル
  • 「DEEBOT OZMO T8 AIVI」AI見守りカメラにもなる
  • 「DEEBOT N8 PRO+」は自動ゴミ収集機つき
  • 「DEEBOT T9+」は水拭き機能に加え、香りも楽しめる
  • 「DEEBOT X1 OMNI」は機能全部載せのフラッグシップモデル
  •   5種の比較表


すべてに搭載されている機能

  • 吸引+水拭き
  • カーペット自動認識
  • 自動充電、充電後の清掃再開
  • スマホアプリ「ECOVACS HOME」連携


掃除機ディーボットの選び方

  • 障害物検知機能の違いで選ぶ
  • 吸引口の違いで選ぶ
  • 自動ゴミ収集機能の有無で選ぶ
  • 音声操作の違いで選ぶ


まとめ

エコバックスのロボット掃除機には、細かなニーズを満たせるさまざまな機種が用意されています。新しい製品や機能の中には便利なものもあるので、購入の際は把握しておきたいところです。今回はエコバックスのおすすめロボット掃除機について、その機能を徹底比較して紹介します。

 

エコバックスとは


 DEEBOT T8 AIVI カーペット

 

中国発のエコバックス20年以上、家庭用ロボットを作り続けているロボットメーカーです。床清掃ロボット以外にも、窓清掃ロボットやロボット空気清浄機など専門分野も多岐にわたります。

 

製品や技術を独自開発していることがポイントで、研究開発から生産、販売までを手掛けることで製品価格を抑えています。世界52カ国のユーザーがエコバックス製品を愛用。ロボット掃除機市場では世界2位のシェアを誇り、日本でも人気が高まっています。

 

  • ロボット掃除機「ディーボット・シリーズ」の特長

エコバックスの床用ロボット掃除機が「ディーボット・シリーズ」です。「価格が安い」というイメージが先行しがちですが、マッピングや障害物検知・回避機能などの技術水準が高く、非常にコスパに優れたロボット掃除機です。

 

機能は機種によって異なるものの、廉価なタイプも「吸引+水拭き清掃」に対応しています。自動ゴミ収集機能を搭載したハイエンドモデルも、一般的な製品と比較してリーズナブルです。

 

ロボット掃除機「ディーボット・シリーズ」5種を徹底比較


搭載する機能やグレードがさまざまあるなか、今回おすすめするのは5機種です。それぞれの性能と特長について1点ずつご紹介します

 

  • DEEBOT OZMO 920は高コスパモデル

 

DEEBOT OZMO 920 は高コスパモデル

 

5種の「ディーボット・シリーズ」の中でもっとも低価格、かつコスパが高いのが「DEEBOT OZMO 920」です。本体価格は4万円台ながら、高性能なマッピングテクノロジー(Smart Navi3.0)を搭載していて、複数の部屋の間取りを記憶できます。

 

さらに、ブラシレスモーター採用で静音性を実現。吸引口は切り替え可能で、ペットの毛が絡むような環境ではダイレクト吸引口、しっかりと埃を吸引したい時はV字型のメインブラシと使い分けられます。

 

  • DEEBOT OZMO T8 AIVIAI見守りカメラにもなる

 

DEEBOT OZMO T8AIVI ペットの見守りカメラと

 

高性能AIとカメラ搭載で、アプリからリアルタイムに部屋の様子が確認できるのが「DEEBOT  OZMO T8 AIVI」です。作成済みマップをもとにロボット掃除機を移動させ、ペットの見守りカメラとして活用できます。カメラは障害物検知にも利用され、電源コードや毛布などを識別して絡まらないように走行します。

 

また、自動運転システムにも用いられる距離測定法「D-ToF(ディートフ)」を応用したマッピングシステム「True Mapping」は、レーザーマッピングよりも素早く家具などの物体を検出して記憶。振動式の「OZMO Proストロング電動クリーニングモップ」搭載で、水拭きもパワフルにこなします。 清掃音は55dBと静音設計。ユーザーの生活を邪魔せず、いつでもロボット掃除機を稼働させられます。

 

  • DEEBOT N8 PRO+は自動ゴミ収集機

 

DEEBOT N8 PRO は自動ゴミ収集機つき

 

ゴミ収集機(Auto-Empty)を搭載し、自動で本体ダストボックスを空にしてくれるのが「DEEBOT N8 PRO+」です。最大60日間分のゴミを収容できて手間いらず。さらに「3D物体回避(True Detect)テクノロジー」は障害物の高さや形状も把握し、回避してくれます。

 

ロボット掃除機にありがちなコードへの絡まりがなくなれば、手放しで清掃が任せられます2cmまでの段差を乗り越えられるのもメリットの1つです。 外出中に家中の清掃を任せてOKです。

 

  • DEEBOT T9+は水拭き機能に加え、香りも楽しめる


DEEBOT T9 香りも楽しめる

 

新モーターを搭載した「DEEBOT T9+」は、吸引力が従来の6倍にパワーアップ。それにもかかわらず、静音性も57dbにアップしています。注目すべきは、水拭き機能の強化。「OZMO T8シリーズ」に搭載の振動式パワフル水拭きがさらなる進化を遂げ、「OZMO Pro 2.0」と名を変えています。

 

エアフレッシュナーを内蔵し、カプセルタイプのカートリッジを搭載することで清掃しながら室内を香りで包み込みます。最大60日間ゴミ捨て不要の自動ゴミ収集機能も健在。「Auto-Empty」のゴミパックの交換が手軽になっているのも魅力です。

 

  • DEEBOT X1 OMNIは機能全部載せのフラグシップモデル


DEEBOT X1 OMNI

 

2022年に登場したロボット掃除機が「X1ファミリー」です。今回ピックアップしたのは、3機種あるうちの「DEEBOT X1 OMNI」。まさにエコバックスのロボット掃除機の集大成とも呼ぶべきプロダクトです。吸引、水拭き、マッピング、障害物検知など、どの機能を取り上げても最上級の技術が搭載されています。

 

例えば、吸引力は5000Paとロボット掃除機で最強クラスにバージョンアップ。汚れたモップを自動でクリーニングしてくれる「自動洗浄&熱風乾燥」機能にも注目です。 高性能HDRカメラ「Starlight RGBカメラ」は暗い環境でも大活躍。障害物検知や見守りカメラに使われます。内蔵スピーカーとマイクによる音声通話も可能なので、自宅で留守番する子どもとのコミュニケーションにも活用することができます。

 

物体回避テクノロジー「True Detect 2.0」に加えて、高性能プロセッサーを積んだAIチップ「地平線Sunrise3チップ」を搭載し、18種の物体を素早く認識して回避してくれます。もちろんゴミ収集も自動でしてくれ、床清掃まわりの悩みは綺麗さっぱり解決です。

 

  • ディーボット・シリーズ5機種の性能比較表

製品名

DEEBOT OZMO 920

DEEBOT OZMO T8 AIVI

DEEBOT N8 PRO+

DEEBOT T9+

DEEBOT X1 OMNI

発売年度

2019

2020

2021

2021

2022

本体価格

(税込)

49,800円

69,800円

85,000円

129,800円

198,000円

350mm

350mm

353mm

353mm

362mm

高さ

93mm

93mm

93.6mm

93.6mm

103.5mm

マッピングシステム(センサー)

Smart Navi3.0(LDS高性能レーザーマッピング技術)

TrueMapping
D-ToF技術)

TrueMapping
D-ToF技術)

TrueMapping
(D-ToF技術)

Ture Mapping 2.0

障害物検知・回避システム

衝突防止センサー

True Detect(3D物体回避)

True Detect(3D物体回避)

True Detect2.0(3D物体回避)

AIVI 3D(障害物回避システム 地平線Sunrise3チップ内蔵)

水拭き

OZMO Pro(パワフル水拭き)

OZMO Pro 2.0(パワフル水拭き)

デュアル加圧電動モップ

モップの自動洗浄&熱風乾燥

リモート見守り

/内蔵スピーカーとマイクで通話も可能

エアフレッシュナー

吸引口切り替え

2.0cmまでの段差乗越え

ゴミ自動収集

△(自動ゴミ収集スタンドが別途必要)

△(自動ゴミ収集スタンドが別途必要)

静音設計

/ブラシレスモーター

音声操作

Google Home /Amazon Echo

Google Home /Amazon Echo

Google Home /Amazon Echo

Google Home/Amazon Echo

Google Home/ Amazon Echo /AI音声アシスタント「YIKO(イコ)

 

すべてに搭載されている機能


すべてに搭載されている

 

さまざまな目玉機能が搭載されているディーボット・シリーズ。機種ごとの違いを比較する前に、整理も兼ねて「5機種すべてに搭載されている機能」をチェックします。

 

  • 吸引+水拭き

エコバックスのロボット掃除機の大きな魅力は、吸引と水拭きが同時にできること。吸引口後方のモップパッドには、本体のタンクから自動で給水される仕組みです。給水量はアプリから設定でき、環境に応じて調整可能です。

 

  • カーペット自動認識

「床を水拭きしてくれるのはいいけど、カーペットまで濡らしてしまう」のは困りもの。その点、ディーボット・シリーズはカーペット自動認識センサーを搭載しているので安心です。水拭き清掃の際にカーペットを回避するだけでなく、吸引清掃時には吸引力を上げ、カーペットのひだに入り込むしぶとい埃も吸い上げてくれます。

 

  • 落下防止

清掃中、「階段からロボット掃除機が落ちてしまわないか」との懸念点も、ディーボット・シリーズなら心配なし。落下防止センサーで、しっかり段差を把握して回避してくれます。

 

  • 自動充電、充電後の清掃再開

複数の部屋にまたがり清掃してくれるロボット掃除機は、途中でバッテリーがなくならないかが不安。しかし、ディーボット・シリーズは自動充電機能を搭載しており、バッテリー残量が少なくなるとエネルギーを補給するため、自動でドッキングステーションへ戻ってくれます。充電完了後には途中で離脱した元の場所に戻り、掃除の続きを再開します。

 

  • スマホアプリ「ECOVACS HOME」連携

スマホアプリと連携できるのも、エコバックスのロボット掃除機の強み。「ECOVACS HOME」アプリからは作成されたマップの確認や清掃エリアの指定、進入禁止エリアの設定などが可能です。さらには、清掃の時間をタイマー予約したりカスタム清掃を設定したりと、希望どおりに清掃してもらうため、さまざまな指示が与えられます。

 

ロボット掃除機ディーボットの選び方


ロボット掃除機はどれも魅力的で、「何を基準に選んだらいいのか」と迷ってしまうのではないでしょうか。そんな人のために、ここからはロボット掃除機ディーボットの選び方を紹介します。

 

  • 障害物検知・回避システムの違いで選ぶ


 障害物検知回避システムの違いで選ぶ

 

「ディーボット・シリーズ」には、どの機種も優秀な障害物検知・回避システムを搭載しています。ただし、より精度の高いものを希望するなら「3D物体回避(True Detect)テクノロジー」を搭載した機種がおすすめ。

 

DEEBOT N8 PRO+」「DEEBOT T9+DEEBOT X1 OMNI」が、これに当たります。

 

とりわけDEEBOT X1 OMNIについては最先端AIチップ「地平線Sunrise3チップ」を用いることで、障害物を識別する時間を大幅に短縮していて、「ロボット掃除機がケーブル類に絡まる」といった事態も避けられます。

 

  • 吸引口の違いで選ぶ

ロボット掃除機ディーボット・シリーズの吸引機は、基本的に中央のV字型ブラシと2つのサイドブラシで構成されています。

 

ただ、今回紹介した製品の中には、ブラシレスのダイレクト吸引口が利用できる機種「DEEBOT OZMO 920」があります。ブラシレスのメリットは、毛や埃が絡みつかないことです。とくに室内でペットを飼っている家庭では、ブラシを活用するタイプの吸引口を選ぶと、ブラシから毛を取り除く作業が発生することに。ブラシレスならメンテナンスが楽です。

 

ただしゴミの収集能力が高いのは、やはりV字型メインブラシです。細かな埃までしっかり清掃したいときには、こちらのタイプが活躍してくれます。

 

  • 自動ゴミ収集機能の有無で選ぶ


清掃時にたまったゴミを自動でAuto-Empty

 

エコバックスのディーボット・シリーズは、ゴミ収集機(Auto-Empty)の有無がわかれます。本体のダストボックスの容量に制限があるロボット掃除機は、意外にゴミ捨てが運用のネックになることも。

 

その点、最大60日間ゴミ捨てがない機種は魅力的です。 頻繁なゴミ捨てが苦にならない方、ゴミ収集機を置くスペースがもったいないと感じる方は、DEEBOT OZMO 920」や「DEEBOT OZMO T8 AIVIが選択肢になるでしょう。

 

  • 音声操作の違いで選ぶ

ロボット掃除機を音声で操作したい人も多いのではないでしょうか。これまで紹介したディーボット・シリーズ5機種については、すべて「Google Home」や「Amazon Echo」に対応していて、スマートスピーカーと連携することで音声操作が可能です。


 

もし、スマートスピーカーを介さず音声操作したいと考えるのであればAI音声アシスタント「YIKO(イコ)」を搭載した「DEEBOT X1 OMNI」一択となります。ロボット掃除機ディーボットの選び方についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

 

※参考記事:「ロボット掃除機の「選び方」のポイントは?ライフスタイル別におすすめの機能や使い方を紹介

 

まとめ


比較的リーズナブルな価格帯で手に入る「ディーボット・シリーズ」は、吸引に水拭き、スマホアプリ連携といった機能が備わっていて実用的です。5機種を比較してみると、障害物検知機能の違いや自動ゴミ収集機能の有無など差別化できるポイントがありそうです。

 

ライフスタイルに合わせて選べば、清掃の大部分は任せられて快適に。賢いロボット掃除機が忙しい毎日を助けてくれます。私生活を豊かにする家電だからこそ、じっくり丁寧に比較しましょう。その際は、性能比較表や選び方などを参考にしてみてください。

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