「共働き」の夫婦で家事を分担するコツは?家事の負担を減らす方法も紹介

2022-11-09

多くの家庭が共働きとなっている現代の暮らしでは、家事をどう分担するかが快適に暮らしていく上での課題です。男性も家事をするのが一般的になっていますが、その実情は、女性が望むほど男性は家事ができているわけではないようです。

 

また、女性が家事に費やさなければならない時間も、まだ男性より多いという調査結果もあります。家事がストレスにならないよう、夫婦間で家事を分担するコツを知り、時短家電など便利なアイテムも積極的に活用しながら、家事をうまく回せるようにしていきましょう。

 

夫婦で家事を

 

<目次>

共働き世帯の家事分担の実情

家事の種類や内容

種類1 料理

種類2 洗濯

種類3 片付け

種類4 掃除

種類5 名もなき家事

共働きで家事を分担するコツ

  • やるべき家事の内容をリストアップ
  • 得意、不得意を話して担当を決める
  • 家事をする時間を決める
  • 完璧を目指さない 

家事の負担を減らす方法

方法1 ネットスーパーを利用する 

方法2 家事代行サービスを利用する 

方法3 時短家電を利用する

(掃除ロボット、洗濯乾燥機、食洗機、タイマー付き電気圧力鍋など) 

日々の家事が楽になるロボット掃除機「ディーボット」

  • DEEBOT T9+
  • DEEBOT X1 OMNI

まとめ

 

共働き世帯の家事分担の実情


家庭において、夫婦の家事分担の実情はどうなっているのでしょうか。内閣府男女共同参画局のサイト上にある「男女共同参画白書令和2年度版」(※1)や「令和元年度 家事等と仕事のバランスに関する調査報告書」(※2)などを参考に調べてみました。

 

中長期的に女性全体の「家事・育児・介護時間」は減少し、「仕事等時間」は増加しています。「夫婦」や「夫婦+子どもの世帯」における女性は仕事の有無にかかわらず、「家事・育児・介護時間」は大きく変わっていないか、むしろ増加しているという結果が出ました。

 

また、仕事をしている人の「仕事のある日」を見ると、女性の「家事時間」は家族類型により大きく異なり、夫婦だと女性は男性の2倍以上です。最も男女差が大きい家族類型は「夫婦+子ども(末子が小学生)世帯」で、女性の家事時間は男性の3.58倍という結果になりました。

 

家事・育児・介護といった家庭での作業には、それを考える時間や実際の作業負担以外に、日々の家事をマネジメントする責任、日々の家庭生活を滞りなく送ることができるようにする責任に伴う負担もあります。同調査では、夫婦間の「食材や日用品の在庫の把握」「食事の献立を考える」「家族の予定を調整する」といった家事・家庭生活のマネジメントを誰がしているかにも目を向けています。

 

主だった家事・家庭のマネジメントの項目について、夫婦に分担状況を聞くと「妻」「どちらかというと妻」の合計はおおむね5割以上でした。とくに「食材や日用品の在庫の把握」「食事の献立を考える」は「妻」とする回答が6割を超え、「どちらかというと妻」という回答もあわせると8割を超える結果です。

 

そのほかの結果も踏まえると、日々の家事をマネジメントする責任や日々の家庭生活を滞りなく送ることができるようにする責任は妻が多くを担っており、「年齢が若くなると妻の責任負担割合が軽減される」状況にもないことがうかがわれます。

 

令和4年7月に発表された「配偶者と子どもがいる働く女性を対象にした家事育児の割合」(※3)に関するアンケート調査によると、家事育児の家庭内での割合は「夫1:妻9」が最も多く21%、現状の家事育児割合の満足度については「おおよそ満足している」が最も多く40.33%でしたが、「やや改善してほしいと思っている」「改善してほしいと思っている」を合わせると42%となり、約4割の女性が、現状の家事育児について不満を抱えていることがわかりました。

 

ちなみに、「どのように改善してほしいか」という質問には、下記のような回答が寄せられています。

  • もっと育児に参加してほしい
  • 子ども主体で考えて欲しい
  • もっと子どもとの時間を持ってほしい
  • 自分から動いて欲しい。手伝う感覚ではなく自発的にやって欲しい
  • もう少し積極的に動いて欲しい
  • 頼まなくても気がついた方がやってほしい
  • 言われなくても進んで家事をしてほしい

※1=出典:男女共同参画白書令和2年度版/2節 家族類型から見た「家事・育児・介護」と「仕事」の現状

※2=出典:「令和元年度 家事等と仕事のバランスに関する調査報告書」

※3=出典:「働くママの約4割が不満を抱えている!共働き世帯の家事育児に関するアンケートを実施」


家事の種類や内容


家事と聞くと何を思い浮かべますか。家事とは、一般的には家庭生活を円滑に営んでいく上で必要な作業のこと。掃除や洗濯、炊事のほか、片付けや、目に見えない名もなき家事まで、いろいろな種類があります。

 

種類1 料理

 

料理

 

毎日の料理に必要な食材の買い出しや、朝昼晩の食事を調理する作業。献立を考える作業も料理に含まれます。

 

種類2 洗濯

 

洗濯

 

毎日使う衣類は、日々洗濯が必要です。洗濯とは、家の中にある洗濯物を回収し、洗い、干し、取り入れてたたむまでの一連の作業を指します。

 

種類3 片付け

 

片付け

 

散らかっている室内を整理整頓する、出しっ放しになっている物を元の場所へ戻すといった作業です。

 

種類4 掃除

 

掃除

 

埃やゴミを掃除機で吸い取る、汚れをモップや雑巾で拭く、風呂やトイレなどの水回りを清潔にする、キッチンの油汚れを綺麗にするなどの作業です。

 

種類5 名もなき家事

 

名もなき家事

 

家庭生活をスムーズに送るためには、たくさんの目に見えない名前なき作業があります。洗剤の補充や買ってきた物の収納、調味料の補充、食器や調理器具の収納、歯ブラシの取り替えや歯磨き粉の補充、洗濯機の掃除、トイレットペーパーの補充といったように、挙げると切りがありません。円滑な家庭生活は、このような見えない家事の積み重ねで成り立っています。

 

家庭内におけるさまざまな作業を夫婦間でうまく分担することが、家庭生活には不可欠です。しかし、「男女共同参画白書令和2年度版」などの調査結果から見えてくるのは、家事の負担がまだ女性に偏っているという現実です。では、どうすれば家庭内での家事をうまく分担していけるのでしょうか。

 

共働きで家事を分担するコツ


現代では、夫婦がそろって働きに出る共働きが当たり前になってきました。だからこそ、日々の家事を夫婦どちらが負担するのかを明確に決めておくことが、快適な暮らし方にも影響します。しかし分担と言っても、単純に作業を2人で分ければいいということではありません。まずは家庭内に存在している家事を洗い出し、得手不得手も踏まえて分担を決めます。うまく分担するには、3つのコツがあります。

 

  • やるべき家事の内容をリストアップ

まずは毎日やること、週末など定期的に行うことを、家事の種類ごと、もしくは時間帯ごとにリストアップしていきます。その際は、目に見えない名前のない家事についても考えながらできるだけ挙げていきましょう。

 

  • 得意、不得意を話して担当を決める

次にリストアップした家事についてそれぞれの担当を決めます。その際は、仕事の頻度や働き方も考慮しましょう。また、得手不得手やこだわっている部分を出し合い、お互いに押しつけにならないよう分担するのもポイントです。

 

  • 家事をする時間を決める

お互いに仕事をしていると、家事をできる時間は限られてきます。そこで、どの家事をいつやるのか、時間で決めておくのもおすすめです。夫婦の休日が同じ場合は、午前中を家事の時間に充てるなど、共同作業を行うのもいいでしょう。

 

  • 完璧を目指さない

家事を分担する際も、分担後に実行する際も、完璧を目指しすぎるとストレスになります。家事の内容にこだわりを持つのは良いことですが、それを相手に求めるとお互いのストレスが高まります。それぞれの家事については、完璧主義にならないことに注意しましょう。どうしても完璧にやりたい家事については、こだわりを強く持っている方が担当するなど、長続きする配慮や工夫を心がけましょう。

 

家事の負担を減らす方法


家事の分担を決める作業と同時に、家事の負担を減らすことも検討しましょう。衣類や食器の収納方法を見直す、調理をしながら洗い物もするといった「ながら家事」を取り入れるなどの工夫もあります。ほかにも、専門業者に依頼する、時短家電を利用することも家事の負担減に役立つ方法です。

 

方法1 ネットスーパーを利用する 

 

ネットスーパーを利用する

 

大手スーパーなどはインターネットを利用した買い物サービスを導入しています。とくに、コロナ禍以降はそのようなサービスが拡大しています。これらを活用し、食材購入など買い物の時間や回数を減らすことで、家事の内容を減らすことができます。

 

方法2 家事代行サービスを利用する

 

家事代行サービスを

 

掃除が苦手、共働きで十分に掃除の時間を確保できないといった場合には、家事代行サービスを利用するのも家事負担を減らす手段です。掃除や料理などをお願いしている間に自分や家族はほかの家事をしたり、その間に休憩するなど、賢く使いましょう。

 

方法3 時短家電を利用する

 

Deebot T10 

 

最近は、家事に便利な機能がついた家電が増えました。洗濯機や食洗機に時短機能がある場合は、積極的に活用しましょう。また、出かけている間に調理ができるタイマーつき圧力鍋や、乾燥機つきの洗濯機も、家事の負担減に大いに役立ちます。電気ケトルも、忙しい朝の時短の強い味方です。そのほか、出かけている間に掃除を済ませてくれるロボット掃除機も、日々の掃除の手間を減らすことができ、かつハウスダストなどがないクリーンな環境を作ってくれます。

 

日々の家事が楽になるロボット掃除機「ディーボット」


ロボット掃除機を導入する場合は、ほしい機能や価格帯を総合的に考えて選びましょう。吸引+水拭き機能、音声操作が可能、スマートフォンアプリで操作できるなど、搭載機能は機種により異なります。

 

おすすめしたいのは、ロボット掃除機「DEEBOT(ディーボット)」シリーズです。全モデルが「吸引清掃+水拭き掃除」に対応しているほか、自動ゴミ収集や自動モップ洗浄といった家事の負担減につながる嬉しい機能を搭載したモデルがあります。また、コストパフォーマンスの高さも魅力。今回は、次の2つのモデルを紹介します。

 

 

Deebot T9

 

パワフルな吸引機能と振動式水拭き機能で床を常にクリーンに保ってくれるほか、床の障害物を3Dで検出し、回避しながら掃除してくれます。また、自動ゴミ収集機能もあるため、掃除後のゴミは、ゴミ収集機内の紙パックを捨てるだけという手軽さ。


 

 

X1 OMNI

 

ディーボット・シリーズの最上位機種。高級引力、吸引掃除+水拭き清掃、障害物回避、スマートフォンアプリ、ビデオ見守り機能、音声操作など、装備していると嬉しい機能がすべて搭載されています。掃除モップの洗浄は自動で熱風乾燥までしてくれるので、手入れの手間も軽減できます。

 

まとめ

毎日忙しく暮らしている共働きの家庭こそ、家事をしっかり分担すると同時に、負担の軽減方法や時短のコツなども、賢く取り入れていきたいものです。ロボット掃除機など便利な道具を導入することで、さらなる負担軽減につなげられます。

 

家事が夫婦どちらかへの押しつけにならないよう、お互いに話し合って協力し、便利な道具やコツも取り入れながら、楽しく快適な暮らしを目指しましょう。

 

 

●監修 本間朝子/知的家事プロデューサー

自分自身が仕事と家事の両立に苦労した経験から、時間と無駄な労力を省く家事メソッド「知的家事」を考案。「時間がない」「家事が大変」と嘆く多くの主婦の悩みを解決する。「あさイチ」(NHK)や「ヒルナンデス!」(日本テレビ)、「ESSE」(扶桑社)「レタスクラブ」(KADOKAWA)などのメディアに出演し、講演や家事アイテムの商品企画も行う。 著書に「写真で分かる!家事の手間を9割減らせる部屋づくり」「60歳からの疲れない家事」(青春出版社)、「ゼロ家事」(大和書房)、「ムダ家事が消える生活」(サンクチュアリ出版)など

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