「畳掃除」の正しい方法を解説!畳を綺麗に保つのは「掃除の仕方」で決まる

2022-11-11

日本の伝統的な床素材である畳。最近はフローリングが増えたとはいえ、まだまだ和室の需要も高いです。その理由は過ごしやすさにあり、調湿や遮音効果など、畳が生活にもたらす効果があるからでしょう。一方で、フローリングと素材が違うため、扱い方に戸惑う声も聞かれます。そこで今回は、畳の解説に加え、汚れ別に畳の手入れ方法を紹介します。畳を清潔に心地よく保つには、正しい掃除の仕方を知ることが大切です。

 

畳掃除

 

<目次>

最近の畳は素材に種類がある

・天然素材「い草」のメリット

・ポリプロピレンなど化学素材のメリット

「痛めず、丁寧に」が畳掃除の正しい方法

・「畳の目」に沿って丁寧に掃除する

・「1畳ずつ」丹念にゴミを取り除く

・最後は「乾拭き」して仕上げる

畳の手入れ注意点は湿気の対処、汚れの処置

・畳は湿気に弱い

・飲み物や調味料をこぼした場合は塩

・ダニが発生した場合は日干し乾燥

・カビが生えた場合はエタノール

・日焼けしてしまった場合はクエン酸

綺麗な畳を保つには「乾燥」がコツ

まとめ

・毎日の掃除にはロボット掃除機「ディーボット」がおすすめ

・DEEBOT N8+

・DEEBOT XI OMNI

 

最近の畳は素材に種類がある

江戸時代に庶民の暮らしに広まって以降、現代になっても日本の暮らしに深く馴染んでいる床素材が畳です。調湿や遮音など機能・効果の側面だけでなく、「畳の間があると落ちつく」というメンタルの側面からも畳の部屋を取り入れる人は多くいます。近年、畳は「畳表」と呼ばれる表面の素材が複数あります。

 

・天然素材「い草」のメリット

 

畳天然素材い草

 

畳の中でも、昔から伝統的に使われてきた素材が「い草」です。その中でも、国産のい草は弾力性や耐久性に優れ、色合いや光沢、香りの良さも特徴です。い草の畳の良さはさまざまありますが、一番は調湿効果です。

 

い草には空気中の水分を吸収・放出する働きがあるため、家の中の湿度が高くなる梅雨の季節には室内の水分を吸収し、暑い夏の時期や乾燥する冬の時期に溜め込んだ水分を放出するため、一年を通して室内の湿度を快適に保つように働いています。

 

また、い草は内部に空気を含んでいるため、高い断熱性や遮音効果もあります。そして、い草は天然素材のため、フィトンチッドと呼ばれる香り成分を含んでいます。この香りがリラックス気分を高めてくれます。

 

・ポリプロピレンなど化学素材のメリット

 

樹脂製の畳

 

い草の畳と違い、畳表に化学繊維を使った化学畳が近年増えています。理由は手入れのしやすさです。化学畳には、和紙を樹脂でコーティングした和紙畳、主にポリプロピレンなどの樹脂でできた樹脂製の畳があります。どちらも表面が樹脂なので掃除がしやすいだけでなく、和紙畳は強度と撥水性の高さ、ポリプロピレン製の畳はダニやカビが発生しにくく、清潔さを保ちやすい特徴があり、これらが導入の広がりを見せている要因です。

 

「痛めず、丁寧に」が畳掃除の正しい方法

化学素材の畳は掃除がしやすいですが、取り扱いに戸惑うのが「い草」の畳です。天然素材ならではのメリットから、「畳はやっぱりい草がいい」という人は多数いる一方で、「手入れの仕方がわからない」という声も耳にします。天然素材の良さを長く楽しむためには、正しい掃除方法を知っておく必要があります。い草の畳の掃除は「畳表を痛めず、丁寧に」が基本です。それを実践するための三原則を紹介します。

 

・「畳の目」に沿って丁寧に掃除する

 

畳掃除の仕方

 

畳表には、い草を編んだときにできた畳み目があります。掃除する際はこの目に沿って掃除を行ってください。目に逆らって掃除をすると、隙間に埃やゴミが溜まるだけでなく、畳表を傷つけてしまいます。

 

・「1畳ずつ」丹念にゴミを取り除く

 

畳拭き掃除

 

掃除機やほうきを使う際には、手早くサッとやるのではなく、少しずつ丁寧に行ってください。急いで掃除をすると、畳表を痛める原因となります。掃除は畳1枚ずつ行い、1畳あたり30秒以上の時間をかけて、ゆっくりと畳み目の隙間にある埃やゴミを取り除いていきましょう。

 

・最後は「乾拭き」して仕上げる

 

乾拭き 

 

掃除機やほうきで埃やゴミを取り除いても、表面には皮脂汚れなどが残っています。それらを綺麗にするには、水拭きではなく「乾拭き」をしましょう。い草は天然素材のため、水に弱く、水拭きをすると畳の湿度が必要以上に高くなり、カビやダニを発生させる原因になります。

 

畳の手入れ注意点は湿気の対処、汚れの処置

日常的な畳の掃除は、上記の三原則で基本的には大丈夫です。ただし、食べ物や飲み物をこぼしてしまったとき、湿度が高すぎてダニやカビが生えてしまったときは、それぞれに応じた対処方法があります。

 

・畳は湿気に弱い

 

畳は湿気に弱い 

 

天然素材の畳は、水分を吸います。空気中の水分だけだと吸収と放出を繰り返すことで自然調整できますが、飲み物をこぼして放置してしまうと、それが湿気となって残ってしまいます。そして、湿気が残った環境は、カビが発生しやすい場所になっていきます。そうならないためにも、汚れたらできるだけ早めに取り除くようにしましょう。

 

・飲み物や調味料をこぼした場合は塩

 

畳に飲み物や 

 

畳に飲み物や水分を含んだ調味料をこぼした場合には、汚れの除去に塩を使います。まず、かわいた雑巾で水分をできるだけ拭き取ったら、汚れの残っている部分に少量の塩を振りかけ、指で優しくすり込んだら畳の目に沿って歯ブラシでそっと擦ります。その後は掃除機で塩を吸い取り、水に濡らして固く絞った雑巾で拭いて乾燥させます。

 

・ダニが発生した場合は日干し乾燥

 

ダニ

 

梅雨時期に長雨が続いたときなどは、室内が高温多湿の状態になり、ダニが発生しやすい環境となります。ダニが発生した場合の対処法は、畳を乾燥させることです。一番の対処法はダニが発生した畳を外し、天日干しすることです。ただ、結構な重労働を伴います。「専門の業者に頼む」という手段もありますが、市販のダニ対策アイテムを使う方法もあります。

 

ダニ対策アイテムにはダニを寄せつけなくする物、ダニを生きたまま捕獲する物、ダニを死滅させる物などがあります。捕獲できるダニの種類や効果が持続する期間によっても違いがあるので、使用薬品の安全性なども確認した上で、最適な物を選びましょう。

 

・カビが生えた場合はエタノール

 

畳表のカビ 

 

畳表の湿度が高いまま掃除せずに放置すると、カビが生えてしまいます。その場合は、消毒用エタノールでカビによって傷んだ部分を処置します。カビが生えた部分に消毒用エタノールを吹きかけ、20分ほど放置します。その後、もう一度消毒用エタノールを吹きつけて、乾いた布でカビを拭き取りましょう。使った布にはカビの胞子が付いているため、そのまま処分します。

 

・日焼けしてしまった場合はクエン酸

 

畳が日焼けして

 

和室に窓がある、隣室に大きな窓があるなどで畳の表面に日光が当たる状態が続くと、畳が日焼けして変色してしまうことがあります。変色した部分を元に戻すには、クエン酸を使用します。畳の使用期間が長い場合は色を元に戻すことが難しいですが、クエン酸は酸性で、 変色したばかりであれば修復できる可能性があります。

 

なお、家の中の汚れには重曹をよく使いますが、畳の汚れには使用NGです。重曹はアルカリ性のため、い草の天然成分と反応して畳に黄色いシミを作り、一度つくと完全には取れません。

 

綺麗な畳を保つには「乾燥」がコツ

 

畳の種類や汚れ別に 

 

ここまで、畳の種類や汚れ別に掃除の方法を紹介してきましたが、前提となるのは、「畳を綺麗に保つには軽く乾燥させた状態を持続すること」です。そのためには、部屋の湿度が高くならないように注意することはもちろん、汚れがついたらできるだけ早く取り除くことが重要です。「空気清浄機を使う」「定期的に家の中を換気する」などして、人にも畳にも快適な湿度を保つ暮らしを心がけましょう。

 

まとめ

畳は素材によって種類があります。化学素材を使った畳は手入れが楽ですが、風合いや香りといった点では、天然素材のい草に勝る物はありません。「い草の畳は手入れが大変」だと思いがちですが、部屋の湿度に注意することに加え、正しい掃除方法を知れば、簡単に綺麗な状態を保てます。日常の清掃に加え、汚れがついたらすぐに取り除くことも覚えておきましょう。

 

とはいえ、忙しい毎日の中では、日常の掃除がすべての部屋まで行き届かないことも多々あります。そのような場合は、和室以外の部分を常に綺麗にしておくことも、埃やゴミを増やさないポイントです。和室以外が綺麗であれば、畳の上に埃やゴミが溜まる量も少なくなります。その掃除に割く時間もなかなか取れない場合は、ロボット掃除機を導入するのも1つの手段です。外出している間にロボット掃除機に床掃除を任せることができれば、部屋の中をいつもクリーンな状態に保てます。

 

毎日のロボット掃除機 畳「ディーボット」がおすすめ

 

ロボット掃除機 畳

 

共働き世帯など、日々忙しくてなかなか掃除の時間が取れない人には、ロボット掃除機は強い味方です。ロボット掃除機には機能や価格によってさまざまな種類がありますが、選ぶ際のポイントは、吸引清掃だけでなく水拭き清掃ができることを基本に、「ほかにも便利な機能があるか」を確かめましょう。また、基本的に畳の上ではロボット掃除機を動かすことが難しいので、掃除の場所を指定できる機能があるものを選ぶことも重要ポイントです。

 

そこでおすすめは、「DEEBOT(ディーボット)」シリーズです。現行モデルはすべて吸引清掃と水拭き清掃が1台でできてしまいます。ほかにも、家の中を正確にマッピングし、掃除エリアを指定できたり、正確な障害物判別機能や自動ゴミ収集機能、音声アシスタント、見守りカメラなど、モデルによって便利な機能がいろいろと搭載されています。

 

DEEBOT N8+

 

吸引清掃と水拭き清掃が1台でできます。吸引清掃では「メインブラシと2つのサイドブラシ」でゴミを集めるだけでなく、カーペットの上では自動で吸引力を上げ、カーペットの繊維に付着しているゴミまで吸い取ります。また、高性能マッピング機能で部屋の中の障害物を正確に把握し、回避してくれます。ほかにも、充電ステーションの自動ゴミ収集スタンドで、集めたゴミを自動で回収してくれる自動ゴミ収集機能などが搭載されており、充実した便利な機能がついて7万円台です。 


DEEBOT XI OMNI 

オールインワンのフラッグシップモデルです。強力な吸引力による吸引清掃はもちろん、水拭き清掃時では、水量が少なくなったらステーションに戻って自動給水できる全自動水拭きシステム、汚れたモップの自動洗浄&熱風乾燥してくれる機能を搭載しています。ほかにも、自動ゴミ収集機能や高性能障害物回避システム、最先端マッピング技術、音声アシスタントなど「あると嬉しい機能」が搭載され、忙しい毎日を力強くサポートしてくれます。

 

 

●監修 本間朝子/知的家事プロデューサー

自分自身が仕事と家事の両立に苦労した経験から、時間と無駄な労力を省く家事メソッド「知的家事」を考案。「時間がない」「家事が大変」と嘆く多くの主婦の悩みを解決する。「あさイチ」(NHK)や「ヒルナンデス!」(日本テレビ)、「ESSE」(扶桑社)「レタスクラブ」(KADOKAWA)などのメディアに出演し、講演や家事アイテムの商品企画も行う。 著書に「写真で分かる!家事の手間を9割減らせる部屋づくり」「60歳からの疲れない家事」(青春出版社)、「ゼロ家事」(大和書房)、「ムダ家事が消える生活」(サンクチュアリ出版)など